Blog&Library

コンテンツライブラリ

お役立ちコラム

スマホ・タブレット

スマートフォンを適切に処分するには

営業用や社内端末用として導入したスマートフォンの処分ポイントとは!?

今や企業導入も6割を超えたと言われるスマートフォン。1機種目だと云う企業もまだ多く、切り替え時の処分方法が確定していないケースも数多くあります。そこで今回は法人企業のスマートフォン処分ポイントをお伝えいたます。

□iPhone

  • セルラーモデル
  • キャリアSIMモデル
  • SIMフリーモデル

□Androidなど

  • セルラーモデル
  • キャリアSIMモデル
  • SIMフリーモデル

  • ・端末が古くなったため交換したかった
  • ・システム入れ替えに伴い対応しうる機種にしたかった
  • ・キャリア返却せず不要な端末が溜まっていた

  • キャリアより高値買取
  • データも外観も所有者/企業名が特定できない処理
  • アクティベーションロックの端末は物理破壊

1.SIMフリー端末は高値買取

キャリア下取りはモデル毎の査定、業者は市場価格と状態で査定

企業で使用している端末の多くはiPhoneとAndroidの端末です。その中でも市場ではSIMフリーは需要が高いため、高値買取となります。

キャリア下取りの場合、一般的には機種とHDD容量により下取り金額が決まりますが、売却額としては法人専門買取業者が高い可能性があります。それは市場での適正価格と端末使用状態を確認して査定されるためです。当然機器自体の傷や物理ボタンの状態以外に、化粧箱や電源アダプター、イヤホンなど付属品の有り無しでも査定価格に反映されます。

また、データ消去を初期化で行った場合、削除できない領域も存在いたします。万が一にも個人情報や企業データが漏洩しないようにするには、業務用の専用消去ソフトが必要になりますので、企業端末の場合コンプライアンス上、その機材やセキュリティ体制を保有している業者に依頼するのが最適かと思われます。

2.処分時にはアクティベーションロックを必ず確認

解除しないとリユース買取ができない

iPhoneのアクティベーションロックは、iOS7から搭載されたセキュリティ機能の一つです。アクティベーションロックを解除する唯一の方法は、そのユーザーのAppleIDとパスワードを入力することです。アクティベーションロックががかかっている端末は買取業者では解除できません。起動して初期化もデータ消去も行えず、使用者以外の人が使うことが出来ない端末になってしまいますので、企業の資産管理上、担当者は管理しておきたいところです。

アクティベーションロックがかかっている端末は基本的に廃棄処分するしかなく、端末を解体してメモリー等に物理破壊処理を施しマニフェストを発行して処分することになります。但し、液晶画面や中の基盤等はリサイクル買取ができる可能性もありますので、買取り業者に確認するのが良いと思われます。

また、Android端末ではSDカードが入っていないか確認する必要もあります。中にSDカードが入っていた場合には、当社の場合お客様にご一報をしてご返却または、任意でカードの物理破壊を行います。

3.初期化では復元可能!?

消せない領域もある

iPhoneやAndroid™などのスマートフォンの内蔵メモリに蓄積された初期化(工場出荷状態に戻す)では消去できない利用データが含まれています。

業務用データ消去ソフトウェアの[Blancco Mobile]であれば、上書き1回以上の英国政府準拠方式や米国国防省規格などで消去を実施する他、iOSに特化した暗号化消去、Android端末に特化したファクトリーリセットなどを行います。これによりデータは初期化では消せない領域まで削除して復元をさせません。

本ソフトウェアで対応していないスマートフォン黎明期のOSの場合には、こちらも情報機器リユース・リサイクル協会が認定・推奨している業務用データ消去ソフト[Re-secure]と[Data Sweeper]なども使用いたします。

[Blancco Mobile]であれば、機種名・モデル・IMEIコード、ストレージ容量なども含めた消去ログデータを1台づつお客様に提出できますので、お客様の機器資産台帳と消去データを1台毎に紐づけた証明書を発行することも可能です。

4.処分フロー

回収方法、消去方法などを業者と調整

■1. 処分方法を確定させる
キャリアに下取りに出すか業者処分にするか確定させます。端末の一斉入れ替えであればキャリアは下取プランを用意している可能性があります。但し金額的には業者売却も視野に入れた方が良いかもしれません。また、キャリアに返却しない場合でも、情報機器端末は必ずデータ消去後に物理破壊処分と企業コンプライアンス上、決まっている企業様もおります。その場合には産廃契約締結し中間処分場で処分致します。データ消去が行えないため、お客様がご自身で出来うる初期化又は専門業者が訪問しデータ消去を行ってから、産廃物として収集いたします。

■2. アクティベーションロック/SDカードの確認をする
ビジネス用途でも国内市場ではiPhoneが多く使用されており、上記したアクティベーションロックされているか否かをご担当者様は確認することが売却の分かれ目になりますので、売却対象のiPhoneはアクティベーションロックを解除し、AndroidにSDカードが入ってるか否かも確認し、メーカー名、モデル名、記録媒体容量などの資産管理表も売却前に確認しておきます。

■3. 業者を選定する
法人対応の情報機器取扱いに対するセキュリティが確保されている業者か判断する必要があります。売却値段は適正かどうかも確認し、データ消去方法なども加味して業者を選定いたします。

■4. 見積もりを貰う
業者からの見積時には、機器の回収方法、データ消去方法なども確認しておくと良いと思われます。回収費用はかかりますが、企業の情報機器輸送に対してセキュリティを確保できる専用業者が好ましいです。直送する際には業者の検収台数と差異がないよう資産管理シートと現物の照らし合わせも必要な一手間となります。

■5. データ消去する
検品後、専門業者が専用ソフトを使ってデータを2度と復旧できないようデータ消去いたします。検品して起動しないスマートフォンは、中を開いてメモリー等を抜き出して物理破壊機で粉砕して処分します。

■6. 書類受理
該当機器のデータ消去証明書などを業者から受理して終了です。

関連記事

Webはこちらから
お問い合わせ