オフィスの机と椅子を適切に処分するには
身近にある机と椅子の処分にはどのようなポイントがあるのか!?
身近にあるオフィスの机と椅子。移転時やレイアウト変更時には必ずと言ってよいほど残置物となるのが今まで使っていた机と椅子かと思われます。処分を任されているご担当者様に安全に手間なく適切に、オフィスの机と椅子を処分するノウハウをご紹介いたします。
□机
- ・袖机
- ・平机
- ・L字デスク
- ・システムデスク
- ・長机 etc..
□椅子
- ・肘有り/肘無し椅子
- ・会議椅子
- ・エグゼクティブ椅子
- ・ソファー
- ・パイプ椅子etc..
- ・移転に伴って古い机と椅子を処分したい
- ・レイアウト刷新により古いのを処分したい
- ・使わなくなった机と椅子が溜まっている
- ・現地での対象物と回収方法の事前調査
- ・対象物と市場需要に合わせた3段階査定
- ・法的知識と許認可による処分時安全性
1.机と椅子は残置物の代表格
人気のあるメーカーは高値買取の可能性
身近にあるオフィスの机と椅子。移転時やレイアウト変更時には必ずと言ってよいほど残置物となるのが今まで使っていた机と椅子かと思われます。
机と椅子は保管場所を取るため、いち早く処分したい対象物となりますが、使用状態やメーカーによっては高値買取対象にもなるのが机と椅子です。
また、現地で組み立てた大型のデスクなどでは搬出が出来ないため、解体が必要であったり、稀にアスベストが使用されたりしている場合もあるので、専門業者の手助けが必要となる対象物でもあります。
2.手早く適切に処分するには
業者の現地調査と処分ノウハウが大切
オフィスの机や椅子、什器類の処分では再利用市場でニーズがなかった場合に廃棄処分となるため、マニフェストの発行などの法的対応も必要になります。
専門業者が先ずは現地調査に訪問し、対象となる机と椅子の現物の確認と搬出方法や処分方法も確認しますので、それにより売却額と処分費用が出ます。排出側は回収作業時間も含め業者と調整して適切かつ安全に処分を完了していくことになります。
業者による現地調査と処分に関するノウハウが適切かどうかが重要になりますので、業者選定が大切なポイントです。
3.処分フロー
事前確認と下調べが大切
4.処分業者選定には
廃棄は排出元の責任も問われます
先ずは処分対象となっている物の特徴と状態、数を確認し、信頼できる業者に依頼することです。
廃棄処分には排出元となる責任も問われることから、各種法的な許認可を受けていることを排出元が確認する必要があります。古物の売買に必要な古物商、産業廃棄物を収集し中間処理施設や最終処分場まで運搬する産業廃棄物収集運搬業の許認可がこれにあたります。
また、処分業者が自社でも中間処理施設を保有しているかどうかもポイントとなります。最終処分場は処分の最終段階となる廃棄ですが、中間処理施設は廃棄物の分別や粉砕によるリサイクル資源再生をしていますので、リサイクル買取も可能になるはずです。
これらの法的知識のある業者を選定するのは勿論のこと、買取と廃棄を同時に行える業者の場合、有価物と廃棄物の区分けを実施し、1社で全ての処分作業を請負えるために、排出元の手間とコストを大幅に圧縮することが可能です。
5.高値買取品とは
需要の高いメーカーがある
その時のリユース市場で需要がある物が処分時の売却前提になりますが、劣化状態や市場ニーズによりリユース買取、リサイクル買取、廃棄処分の3つの処分方法が現地調査の後に業者から示されることになりますが、会社のコンプライアンス規定も含め、希望は先ず最初に業者側にお伝えする方が良いと思われます。
■リユース買取
リユース市場では一般的に需要が高く買取値がつきやすいメーカー順として、オカムラ>イトーキ>ライオン>コクヨとされています。劣化状態やリユース市場での商品そのもののニーズや市場の在庫状況により買取出来るか決まります。
■リサイクル買取
リユース市場で需要がない場合であっても、処分対象物の鉄含有率が高い家具・什器は、リサイクル買取の対象になりやすい傾向があります。但し対象物の構造上、木と鉄を取り外せない混合物は廃棄処分の対象になります。
■廃棄処分
対象物の劣化が著しく、リユース・リサイクル市場で再利用価値がない場合には、最終処分場での廃棄処分となります。
また、処分時にはお客様側でも物量の把握をある程度していないと業者の言い値になりがちです。物量は回収後でも実数及び計量も可能ですので、きちんとした業者に先ずは依頼するところから処分作業が開始されると言っても過言ではありません。
6.処分費用は必要か!?
搬出作業費や車両費がかかる
対象物の買取とは別に処分費用は必ずかかるとお考えください。搬出作業費用の人工代、車両費がかかってしまいます。夜間や土日祝日の場合にはそこに特別な作業費用もプラスされてしまいます。
また、搬出作業費の中には耐震補強の連結の取り外し有無や、システムデスクなどの大型対象物はそのままでは搬出できないため、その場での解体作業費も含まれてきます。
一部の排出元では廃棄処分時にマニフェスト以外の証明も求める場合もあります。その場合には業者が資産番号を取得してから処分品の破壊画像を提出しています。
稀に現地調査時にアスベストが含まれた机が対象物にあった場合には、収集運搬が産業廃棄物収集運搬免許だけでは法律上請負いできないため、特別業者の手配費も含まれてきます。
7.撤去・回収方法
事前確認が当日の作業に左右される
■事前確認
・作業届け
ビル管理事務所への申請の有無。申請が必要ない場合には、排出元が業者と一緒になり搬出管理することになります。
・駐車場所
回収用のトラックを止めるための駐車スペースや高さを確認します。直接乗り付ける駐車上の天井が低い場合には平台トラックで積荷回収し、別の場所で箱車への地上積換えを行います。
・作業場所
組立大型廃棄物の場合、搬出ができずその場で解体作業を行う必要がありますので解体作業場所の確保が必要になります。
・搬出経路
エレベーターの有無やサイズ、対象物が入るか否か、何基使用可能かなどを確認します。これにより搬出経路の養生ポイントと解体の必要性や搬出作業人数が確定します。また、エレベーターを占有できない場合には混雑時間帯を確認した上で作業工程を組みます。
■当日作業
・養生
建物に傷をつけないよう養生テープやマスキングテープを貼付けます。
・撤去
耐震連結などがある場合には連結を外します。部材をオフィス内に持ち込んで組み立てたシステムデスクや、役員室・応接室で使用されている2~3mの重量のあるテーブルなどは天板を外して解体後に撤去します。
・輸送
リユース売却品は販売業者に届けられ、リサイクル処分品や廃棄処分物は中間処理施設にて計量後に処分作業を実施いたします。
その後、マニフェストや計量証明書などの手続き書類が業者から排出元に届けられます。
オフィスにある机や椅子の処分には対象物の物量やメーカーの確認と業者の事前確認がポイントになりますので、信頼できる処分業者と取り組むのが良いと思われます。
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